国道398号旧道部 秋田県皆瀬村

その1で、いきなり道路崩壊地点に到達してしまった管理人。この先は...?

その2

  17)Uターン!

   車も、そしてなにより我が命も、かけがえのない物。
   勇気ある撤退。
   引き返して、上側から回り込めば良いではないか。
   それで、この崩壊地点まで降りて来れれば超ラッキー。
   とっさにそんな計算をした。

   いや、私なら強行突破!とおっしゃる方は、それでも良いのではないか。
   これはあくまで管理人自身の、自分に対する判断であるから。

  18)理想が現実に!

   始めに断っておくが、車から降りて歩いて崩壊地点の上部から撮ったとかということは、
  一切していない。
   第一、我が愛車が写っていないではないか。(笑)
   それもそのはず、我が愛車はこの背後に、この方向を向けて止めている。
   つまり、強行突破ではなく、上部から回り込んでここまで到達したのである。

   家に帰って冷静に考えると、歩行者はもちろん、自転車二輪車は余裕で、また四輪でも
  軽自動車くらいならなんとかギリギリで通れたかもしれない。




   これがその崖っぷちに立って撮った写真。

   今にも谷底に落ちるのではないかと思うと、足が竦む。

   万が一、このような崩壊地点が仮に2ヶ所以上あれば、交通手段を我が愛車に依存する
  管理人としては、お手上げである。
   16)地点への、反対側からの到達は無理に等しい。
   そういう意味で、奇跡に近い。

   同時に、自然に還ろうとする旧(廃)道とはいえ、崩壊が発生しているのに、通行止め等の
  措置を何ら取らない道路管理者(県)に対し、その杜撰さを説きたくなる。




  19)気を取り直して

   崩壊地点直上の待避所。
   気持ちを新たに、探索を続ける。

   というか、既に上側から下りてきた道なので、引き返すだけなのだけど(爆)

   しかし、立っている標識も、道路沿いの風景も、上りと下りで全然違うのは既に何度も
  経験済みなので、同じ道を行きと帰りで2度見る必要がある、と、常々感じる管理人である。






  20)自然の造詣

   木が生い茂って、薄暗くトンネル状になっているところを何度もくぐり抜ける。

   上から光が差してくると、なんだかホッとする。









  21)屹立

   この狭い道路が開かれるずっと前から、山を見守ってきたのだろうか?

   高い杉の木が何本か並んでいたが、中でもこの木が一番背が高かった。














  22)違和感

   5)で現道と分かれて以来、久々に目にする現代土木技術の結晶。(大袈裟な)

   実際、森の風景に慣れてきた矢先に目にするのは、かなり違和感ある。

   橋の名前は、残念ながらチェックしていなかった。







  23)@:」m!、lpky9A[@/]:/!

   ↑注、こんなの生まれて初めて見たので、言葉にならない管理人!

   いくら廃れた道だからといって、これはあまりに酷い仕打ちではないか!

   手前に写っているのは我が愛車のボンネット。
   そのすぐ向こう、側溝に車幅分に2個「だけ」、フタが置かれている。
   ちょっとよそ見をすると脱輪しかねない。要注意!

   まさかこれって、バリケード代わり?だとしたら笑。




  24)突破

   さっきの人為的意図的な嫌がらせ?に比べたら、この程度の路面損傷なんて
  なんてことない。











  25)森の間から

   またも人工的構造物。
   名前は、桂橋(のはず)。

   写真ではまったく分からないが、左の木の陰にはなんと県外ナンバーの軽自動車が止まっていた。
   そしておば(あ?)様が傍らに座って、取ったばかりの山菜(蕗?)を手入れしている様子であった。
   こんな山中で、人に会うこと自体、不思議。







  26)現道崩壊の危機

   25)から道を登り、振り返って撮影。
   写真右上を現道が通る。

   この辺は、旧道が現役だった頃と比べて、景観が大きく変わってしまったのだろう。

   ...でも、なんか変ではないか?
   コンクリート壁が、斜めになって旧道方向に迫ってきている。
   写真ではよく分からないかなぁ。





  27)カーブ

   このカーブ自体、特に意味があるわけではないが、ここを曲がると、











  28)現道合流

   25)でその下をくぐった現道と、ここで平面交差する。
   旧道の勾配の大きさが、実感できる。
   向かって左が、現道の湯沢方。右が築館方。

   中央部付近に残る白線に注目してほしい。
   ここまでは現道を使って、そしてこの上は旧道を現役にして右側(築館方)の現道工事を
  していた名残であろう。






  29)現道

   左、湯沢方。

   右、築館方。

   28)から旧道をちょっと上がって撮影。
   旧道よりもずっと広く、そして滑らかな線形と、
  勾配の緩さが見て取れる。






  30)再び山の中へ...

   旧道と言っても、ここからはつい最近まで現役で使われていた様子で、あまり廃れた
  雰囲気がない。











  31)ひっそり

   すっかり車通りの絶えた道に、カーブミラーが寂しそうに立っていた。

   その中に、眠りを醒ますように久々に映った車1台。(もちろん管理人の車のこと)

   ミラーはどんな思いで、車を見送ったのだろうか?








  32)待避所

   現役当時は、ふもとから数えて、一体何個目の待避所だったのだろうか?

   路面状態はとても良好。










  33)現在の旧道終点。

   ブレて写っている車自体は、別にどうってわけではない。

   左は、取り付け道路を経て、現道湯沢方。
   右は、築館方。そして須川で国道342号線に接続する県道282号線(仁郷大湯線、旧栗駒有料道路)が分岐していく。
   ここから県道分岐点までは、未だにつづら折りの狭い道路が現役である。
   しかし、新たな道路改良工事が進められていて、辺りには重機の槌音がこだましている。

   何年か後、立派な道路の完成とともに、新たな旧道部分が誕生することだろう。





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